親知らず抜歯後、痛みが引くどころか増していく「ドライソケット」。
私は右下の親知らず抜歯後に、ドライソケットになってしまい、強烈な痛みを経験しました。
もう二度と経験したくない…(泣)
抜歯当日から13日間の詳細な体験談を紹介しています☆
【前編】https://momo-starblog.com/oyashirazu-drysocket-taiken1/
【後編】https://momo-starblog.com/oyashirazu-drysocket-taiken2/
この経験から、親知らず抜歯前後の注意点と、ドライソケットになってしまった時の対処法についてまとめました。
これから親知らずの抜歯をされる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
親知らず抜歯前後の注意点
まずは、親知らず抜歯前後の注意点を解説していきますね。
親知らず抜歯「前」の注意点
念のため仕事の休みを多めに取っておく
抜歯後は、ひどく腫れたり、痛みが強い場合がありますので、念のために仕事の休みをあらかじめ多めに取っておくことをおすすめします。
休みを取っていなかった場合、痛くても我慢して出社しなければなりませんし、腫れがひどくてお昼が食べられない・マスクを外せない、なんてことも。
もし腫れや痛みがひどくなければ、せっかく取得した休日を楽しむことだってできちゃいますよね。
安心して抜歯できるように準備しておきたいですね。
ちなみに私の場合は、抜歯翌日に出社したものの、痛くて早退して病院に行きました(トホホ…)。
お子さんのお世話はできるだけ代わってもらえるよう調整する
どこかが痛いとき、自分のことだけでも大変なのに、子供がいる場合はもっと大変になります。
痛みに耐えながらなんとかお風呂やら食事やら頑張ってやっているのに、子供が言うことを聞いてくれなかったりぐずってしまったりすると、ただでさえ余裕がないのに、痛みのせいで余計に余裕がなくなって、もう限界!!!…となりかねません。
痛み止めは多めに用意しておく
処方された痛み止めの残りが少なくなってきて、いざドラッグストアへ行くと、一類医薬品であるロキソニンは薬剤師さんがいないから買えない!なんてことに。
処方せん取り扱いのドラッグストアでないと薬剤師さんはいないので、要注意です。
また、日曜でどうしてもロキソニンが欲しい場合、休日当番医の隣にある調剤薬局なら開いているので、一度電話で確認してみるのがおすすめです。
親知らず抜歯「後」の注意点
3つの「しない」:すすらない・強くゆすがない・触らない
抜歯後、歯があった場所はそのままポッカリ穴が開いた状態になっています。
ここ(抜歯窩(ばっしか)という)に血の塊(血餅)ができることによって、歯茎の下の骨の露出を抑え、穴を覆って守ってくれます。
これがやがて歯茎のもと(肉芽組織)となって、穴は塞がっていくのです。
ところが!
・固形物が噛めないからとジュースなどをストローで吸ったり
・血が気持ち悪いからとブクブク口をゆすいでしまったり
・気になって舌で触ってみたり
といった行動が、穴を塞ぐ役割の「血餅」を流してしまう原因になります!!
”すすらない・強くゆすがない・触らない”を意識してみてくださいね。
食事はできるだけ柔らかいものを食べる
抜歯後は腫れや痛みがありますし、抜歯窩になるべく刺激や負担をかけないように、刺激の強いものや硬いものは食べられません。
そのため、できるだけ柔らかいものを食べるようにすると良いです。
例えば、おかゆやウィダーインゼリーですね。
抜歯したところに触れないように、と思って気を付けて食べていても、どうしても抜歯した箇所には流れてしまいます。
でも、
・おかゆは舌でつぶす
・ウィダーインゼリーは吸わずに握って口の奥に入れる
などして、できるだけ触れない・吸わないを意識して食事をするようにしましょう。
ドライソケットになってしまったときの対処法は?
気を付けていても起こってしまうドライソケット。
ドライソケットになってしまったときの対処法を紹介していきます。
抜歯した病院でしっかり診察してもらう
痛いから早くなんとかしたい!という気持ちは分かりますが、近くにあるからなどと、別の病院に行くのではなく、今回抜歯をした病院にきちんと行くようにしましょう。
私の失敗談ですが…
ドライソケットが痛すぎて思考が停止し、痛みのピークだった抜歯後4日目に、数年前左下の親知らずを抜歯した病院を受診しました。
でも、この病院の先生は当然ながら今回抜歯したわけではないので、「痛いんです!何とかしてください!」と言われても困りますよね(当たり前…)。
実際、診察中は先生から”面倒くさいオーラ”が出まくってましたよ…。
少しくらい行きづらくても、毎日のように受診するのが気まずくても、実際に抜歯をした病院でしっかり診てもらうようにしましょう。
痛みを我慢せず、痛みも疑問もきちんと主治医に伝える
ドライソケットは、抜歯後3日目くらいから強く痛み、ハンマーでガンガンたたかれるような感じで、とても痛いです。
我慢せずに、抜歯をした病院で、その痛みをしっかり伝えましょう。
レーザー治療や消毒など、できることはしっかりやってもらい、痛み止めを多く出してもらう、または強い痛み止めに変えてもらうこともできると思います。
私は、痛み止めをロキソニンからボルタレンの錠剤と座薬に変えてもらって、数時間でも痛みが消えた時は、泣きそうなくらい嬉しかったです。
痛くないって幸せだー!と本気で思いました。
そして、疑問がある場合も、遠慮せずに先生に聞くことが大切です。
私は、抜歯窩に詰めたガーゼを1週間交換しないと言われ、衛生的に本当に大丈夫なのか疑問に思ってしまい、聞けずに別の病院を受診して、本来必要がなかった処置をしたことでさらに痛い思いをしました。
でも、主治医の先生に聞けば、そんな思いをすることもなかったんですよね。
皆さんは私のような間違いをしないように、疑問はきちんと主治医に聞いて解消してくださいね。
冷やす
頬や顎を、保冷材で冷やすと少し痛みが和らぎます。
やり方は、タオルで巻いた保冷剤を、腫れや痛みの強い場所に20分あてて20分離す、を繰り返します。
腫れの解消にもつながるので、試してみてください。
強めの痛み止めを処方してもらう
ドライソケットの痛みは強烈なので、ロキソニンでは効きが弱いように思いました。
痛みがひどい場合、ボルタレンなど、より強い痛み止めを処方してもらうと良いと思います。
先ほどもお話ししましたが、少しでも痛みを感じない時間があると、精神的にすごく楽になりますよ。
ただし、強い痛み止めは胃を荒らしてしまうようですので、胃が弱い方の場合は要注意です。
ボルタレンには座薬もあるので、主治医に相談してみてください。
まとめ
今回は、親知らず抜歯後の注意点と、ドライソケットになってしまった時の対処法について解説しました。
【親知らず抜歯前の注意点】
●仕事の休みを多めに取っておく
●お子さんのお世話はできるだけ代わってもらえるよう調整しておく
●痛み止めは多めに用意しておく
【親知らず抜歯後の注意点】
●3つの「しない」:すすらない・強くゆすがない・触らない
●食事はできるだけ柔らかいものを食べる
【ドライソケットになってしまったときの対処法】
●抜歯した病院でしっかり診察してもらう
●痛みを我慢せず、痛みも疑問もきちんと主治医に伝える
●冷やす
●強めの痛み止めを処方してもらう
以上、まとめでした。
十分に準備をして、親知らずの抜歯を乗り切りましょう!